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チャムコラム
チャムのお話。
こんにちは。副院長の山本敦子です。
今回はチャムのお話をさせていただきたいと思います。
チャムどうぶつ病院の『チャム』は、実は私の愛犬の名前なんです。
4年前の9月10日、20歳で天国へ旅立ちました。
チャムは私が中学生だった頃、通学路の竹藪の中からくぅくぅ鳴きながら出てきた仔犬を拾ったことがきっかけで飼い始めました。
チャムは柴系の雑種で、くるりとした左巻尾で、舌は黒い舌斑があり、夏にはM字眉毛のできる男の子でした(*^_^*)
小学校の卒業文集にはすでに、将来の夢を『どうぶつのお医者さん』と書いていた私は、小さい頃から生き物と触れ合うことが大好きで、川でメダカやどじょうを採って来たり、虫を追いかけたりしていましたが、犬を飼うことは初めてで、お母さんを一晩説得して、飼えることになった時は本当にわくわく嬉しかったのを覚えています。
うれしいことがあった時はチャムに報告しながらお散歩をし、私が悲しいことがあって泣いていたりしたときは、ぺろぺろと私の頬をずっと舐めてくれる、とても優しい子でした。
獣医の学生だった6年間はチャムがいたのでとても刺激になりましたが、卒業して臨床獣医師になってからは、さらにチャムの存在はとても心強いものでした。
18歳の時にチャムが寝たきりになってからは、床ずれができてしまわないように体位を変えたり、母が献身的に介護をしてくれていたのですが、一日中では介護疲れがでてしまうので、日中は母に、夜は時々は仕事を終えた私達夫婦が引き取り、川の字になってチャムと一緒に寝て過ごしました。
普段は一日中仕事でいない私達夫婦、そして姉、母がめずらしく揃った休日の夜に、チャムはみんなに見守られながら息を引き取りました。ちゃんと待っていてくれたんですね。
チャムの介護で得た知識や経験は、現在、介護でお悩みの飼い主さんたちに、ちょっとしたコツとしてお伝えさせていただいております。
去年の2月23日に念願だった動物病院を開業する際に、私たちにかけがえのない大切なことをたくさん教えてくれたチャムにずっと見守っていてもらいたいとの思いで、『チャムどうぶつ病院』と名付けることに致しました。
チャムのシルエットは、チャムどうぶつ病院のロゴにもなっているんですよ(*^^*)
皆様の大切な家族であるどうぶつが、幸せであり、少しでも長生きができますように。。。
なにかお力添えができればと考えております。